容易にRAIDに手を出すべきではない!?

2020年6月27日

最近は手軽に写真や動画が撮影できて、気が付けば大量のデータをバックアップするためにどうしよう?と考えている人が多いのではないでしょうか?
私は、外付けのHDDに保存しています。
しかし、大切なデータを消失することがないように心配されている方が多いと思います。

そこで、HDDのアクセススピードの向上や信頼性の向上のため、RAIDを構築することがあると思います。
しかし、データの安全性を考えて導入したはずが、思わぬトラブルになってしまったという私の体験談です。

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RAIDとは

RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)はレイドと読みますが、複数のHDDを一つのドライブとして認識させる技術になります。
万が一、HDDが故障した時も、データの復旧やアクセスを可能にするための安全性の向上、または複数のHDDへデータを分散書き込みを行い、データ保存の高速化を行うなど、RAIDにはモードがあり、そのモードごとに特徴があります。
用途に合わせ、様々な構築が可能になっています。特に高い信頼性を要求されるシーンでのデータのストレージとして利用されていることが多いです。

なぜRAIDにしたのか

写真や動画など、データ量の多いファイルが増えてきたこともあり、HDDの故障で消失するおそれがあるため、安全性を考えRAIDを構築することにしました。
データの信頼性向上が目的のため、RAID1(ミラーリング)で使用していました。

RAID1はHDDの故障から復旧できる

HDD2台をペアとして使用してデータを保存するため、常に同じデータがどちらのHDDにも記録されます。
万が一、HDDが故障したときにも、故障した1台のHDDを交換してデータを復旧することができます。

RAID1(ミラーリング)で故障したときのリスク

片方のHDDが故障したときは、そのHDDを交換し、リビルドという作業を行い復旧します。
通常であれば、問題なく復旧できるはずですが、落とし穴もあります。

  • HDDが2台同時に故障する
    RAID1を構築するとき、同じHDDを2台用意することになりますが、同時期に購入したHDDは寿命も同時期になることが多いです。
    片方のHDDが故障したとき、リビルドを行い復旧しようとして、もう片方のHDDに負担をかけたとき、リビルドが終わらないまま寿命を迎えて故障するということがあります。
  • リビルド中に失敗する
    上記の場合もありますが、リビルド中に予期せぬ出来事が起き(停電など)リビルドが失敗してしまうことがあります。
  • 片方のHDDが故障したことに気づかずに使用し続ける
    監視ソフトを入れて確認していれば良いのですが、監視ソフトが起動していないなどで監視ができておらず、故障したことに気づかず使用していることがあります。
    その場合、使用し続けていると、そのうち2台目も故障して気づいた時にはすでに遅し、といったことになります。

私のRAID環境

RAIDといっても、最近は安く手軽に導入できる製品が多くあります。
私も、外付けHDDタイプのRAID対応ケースと、HDD2台を別で用意して構築しました。
USB3.0接続のため、気軽に使用できていました。
ケースは、6千円弱で、HDDは3TBで9千円×2程度です。
購入したのは2年前なので、最近だともっと違っているかもしれません。

何が起こったのか?

私も、RAID1で常にミラーリングを行い、安全にバックアップできているはずでした。
それが、ある日突然アクセスができなくなったのです。
Windowsがドライブの認識に異常に時間がかかり、ドライブにアクセスしても、「ファイルが壊れているためアクセスできません」と表示されます。

はっきり言って、頭が真っ白になりました。
何が起こったのか、理解できず、再起動や、接続のやり直しなど繰り返しました。
RAIDを構築したことは今回が初めてでしたが、完全にRAIDを信用していたため、予想できていませんでした。
また、監視ソフトが起動していなく、片方のHDDが故障していたのかすら分からない状態で原因も不明です。

今考えてみると、先日から、変にPCが遅いと感じることが多かったと思います。
まさか外付けHDDとは思わなかったので、そこまで気にしていませんでしたが、もっと確認するべきだったと後悔しています。
何度試しても、ドライブを読みこめる感じがしなかったので、これ以上ひどくなる前に自力での復旧は諦めました。

RAIDでの障害時にやってはいけないこと

ネットで検索してみると、RAIDの障害発生時にやってはいけないことということが書かれています。
まず、データ復旧ソフトを使用することですが、確かに私も試してみようと考えました。
しかし、障害の起こっている状態で変にデータをいじることは、悪化させることにつながる恐れがあるため、やってはいけないそうです。

次に、HDDの交換(リビルド)だそうです。
さきほど、リビルド時のリスクにあるように、リビルドによってとどめを刺してしまう恐れがあるため、容易にHDD交換をしてはいけないそうです。

最後に、HDDの抜き差しは良くないそうです。
みだりにHDDの抜き差しを行うことで、さらなるトラブルを起こしてしまうことがあるということです。
例えば、HDDが2台なら間違うリスクも低いと思いますが、それでも外した時に元の位置を忘れてしまい、差し間違えることで、異常を検知してデータを上書きしてしまうことがあるそうです。

今後はどうするか

自力では復旧できないと考え、専門業者に依頼することにしました。
HDDの調査と見積もりは無料で対応してもらえます。
とはいっても、おそらくかなりの高額になるため、覚悟が必要です。

万が一、データの復旧が不可能な場合、大切なデータとお別れになってしまいます。
そんなことがないように、今は祈るしかありません。

あと、かろうじて別のHDDに残っていたデータを消失しないためにバックアップをしておこうと考えています。
まずは、HDDが必要なので、通常のUSB3.0HDDを発注しました。
今は4TBでも1万円しないのに驚きました。

私はRAIDはもうこりごりしたので、今後は、通常のHDDを複数台でこまめにバックアップをしていこうと思います。
丁度、ONOCHI-LABには、FMirrorCopyがあるので、これを活用してバックアップを都度できるようにしたいと思います。

ちゃんと使えばRAIDは安全?

私は、RAIDでトラブルになりましたが、企業など信頼性が必要な場所では、常に使用されている技術のため、ちゃんと使用すれば安全なのだと思います。
しかし、企業では、おそらくRAID1ではなく、RAID5や6でさらに信頼性とスピードを上げていると思います。
あまり知識がない状態では、RAID1を構築し運用することは、恐ろしいことだと感じました。
実際に故障してリビルドすら経験がないですので、どうなった時が故障で、どのように対応するのかわからない中でRAIDを使用することが大変危険だと思います。
大切なデータを二度と失わないために気を付けていきましょう!

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