自転車

ミニベロ ルノー・プラチナマッハ9のブルホーン化にチャレンジ

ミニベロを購入してからブログで紹介し、ブルホーン化にチャレンジすると言ってから、すでに1年以上が過ぎてしまいました。
購入した、ルノーのプラチナマッハ9をブルホーンハンドルに交換することが出来ましたので紹介します。

前回の紹介記事: 自転車(折りたたみ式ミニベロ)を始めてみました

ブルホーン化とは

まず、ブルホーンとは、牛の角のような形状をしたハンドルのことです。
フラットバーのようにまっすくではなく、上方に曲がって伸びた形状をしています。

購入したブルホーンハンドル

元々、プラチナマッハ9には、まっすぐなフラットバーハンドルが取り付けられています。
それを、ブルホーンハンドルに交換してしまうというのが、ブルホーン化です。

ブルホーンのメリット・デメリット

ブルホーンにすることのメリットとは何でしょうか?
それは、次の点になります。

  • 前方に伸びているため、前傾姿勢がとりやすくなったり、持ち方を変えることで、ライディングポジションにバリエーションを持たせられる
  • 外観がかっこいい
  • ハンドルを縦に握ることが出来るため、腕が疲れにくい

デメリットは次のようなところです。

  • ブレーキ周りが複雑になる(ワイヤーの引き回し)
  • 折り畳みがやりにくくなる

特に、折り畳みミニベロのため、折りたためなくなることは避けなければいけません
私は、ハンドルを握った時の持ちやすさから、ブルホーンにしたいと思いました。

全体の構成

ブルホーン化をするためには、まず全体の構成を考える必要があります。

  • 折り畳むことが出来るハンドルの形状
  • ブレーキの取り付け位置、形状
  • ワイヤーの引き回し
  • ベルやサイコン、ライトの取り付け位置

ハンドルは、折り畳んだ時に干渉しないように出来るだけシンプルな形状を選定しました。
ブレーキは一番悩んだ部分です。
最初は、L字に曲がっているハンドルレバーで縦の部分と横の部分どちらでもブレーキを握ることが出来ると思い採用しようとしていました。
しかし、取り付け形状がうまく合わず、断念することになります。

最終的には、ブレーキは既存のものを流用してブルホーンの先端近くに取り付けることにしました。
いわゆる、エビホーンと言われる取り付け方です。

これによって、中央付近にベルやサイコンを取り付けることが出来ます。
ワイヤーの引き回しが、最後あまりまとまらず、典型的なエビホーンでワイヤーがあまりかっこよくありませんでした。

ハンドルの交換

まず、元々のブレーキやハンドルを取り外していきます。
取り外しは難しいことはなく、簡単に取り外すことが出来ました。
ただ、シフトレバーは元に戻らなくなると怖いので、しっかり元の状態を確認しながら分解しました。

次にブルホーンを取り付けます。
元々ついていたセンターのゴムを通して取り付けます。

元々、折り畳むときには緩める箇所のため、簡単に取り付け、取り外しができました。

ブレーキレバーとシフトレバーの取り付け

今回、どのように取り付けるのが良いのか、一番悩んだ部分です。

ブレーキレバー

最初はハンドルのどこを掴んでいてもブレーキがかけられるようにと、L字になっているブレーキレバーを購入しました。

しかし、購入したものは安物っぽく、取り付けた状態もガタが大きく安定しないため、安定してブレーキをかけることができない感じでした。
そのため、このブレーキレバーを使用することは断念して、元々のブレーキレバーを流用して取り付けることにしました。

元々のブレーキレバーをブルホーンに取り付ける

問題はどの部分に取り付けるかですが、ワイヤーが届く範囲で中央付近に取り付けてみました。

この状態で少し走ってみたのですが、中央付近を掴んで通常走行するのは、ハンドル操作が難しく危険を感じました。
また、本来掴みたい先端部分を掴むと、いざというときにブレーキをかけることができないため、非常に危険です。

コンパクトに収まり、良さそうに思ったのですが、この取り付け方はデメリットが多く危険なため断念しました。

ブレーキを先端に取り付ける

悩んだのは取付方向でした。
レバーが手前に来る方向に取り付けると、ワイヤーが前方に張り出すため、あまりスマートな感じではありません。
しかし、反対に取り付けると、シフトレバーの取り付け位置が手前になりすぎてうまくいきません。

散々悩んだ挙げ句、妥協してレバーを手前に来る方向にして、ワイヤーを前方に出すことにしました。
これにより、シフトレバーは、先端に飛び出る方向になり、シフトチェンジがやりやすくなります

シフトレバーは少し角度をつけることで、ハンドルを握ったままチェンジを行うことができるため、安全にかつスムーズに操作ができました。

ワイヤーが届かない

ブレーキレバーの方向をワイヤーが前方に飛び出す方向にしたことで、ワイヤーが届かなくなりました。
また、シフトレバーも先端に取り付けたため、同様に届きません。

しかたなく、ワイヤーを全交換することにしました。

ワイヤーは、ロード用やクロスバイク用など種類がありますので、間違わないように選びます。(実際、間違えました・・・)
また、取り付け時には、適度な長さでカットしないといけないため、カット用の工具も購入しています。

まずは、元々取り付いているワイヤーを取り外します。
そのときに、元に戻せるようにしっかり確認しておきます。

次に、購入したワイヤーを取り付けていきます。

ワイヤーの取り付け

ワイヤは、一度、引き回してみて、長さを確認してから切断します。
注意しなければいけない点は、折りたたみ時のことを考えておく必要があります。
ぎりぎりで引き回した場合、見た目は良いのですが、折りたたみ時にワイヤーが届かなくて折りたたむことができなくなります
実際に引き回してみて、折りたたみを行って長さが不足しないように確認して印をつけておきます。

ワイヤーの切断には専用の工具を使用します。
私は今後あまり使用しないかもしれないため、安価なものを購入しています。(それでも問題なく十分切断できました)

ワイヤーには、しっかりケーブルグリスを塗っておいてからワイヤーカバーに通します。

ワイヤーを引き回して長さを調節し切断したら、シフトとブレーキの調整を行います。
ブレーキは、引き代を考えて調整しますが、それほど難しくはありませんでした。

シフトの長さは、それぞれの位置にうまく切り替わるように調節しながら、切り替えてみてまた調節というようにカット&トライで行いました。
特に、フロントシフトの調整は、ワイヤーの長さを引っ張りながらねじ締めをする必要があり、うまく長さを合わせられず苦労しました。

折りたたみ確認

シフトレバーやブレーキ、ワイヤーなどすべての取り付けが終われば、次に折り畳めるかチェックしていきます。
折りたたみができない場合、この自転車の意味がなくなってしまうので、折り畳めるかは重要な要素です。

ブルホーンハンドルにしたことで、折りたたみ時の位置関係が複雑になりましたので、かなり試行錯誤しましたが、無事折りたたむことができました。

まず、下記の長さにハンドルの高さを合わせます。
(私は、この高さで走行するようにしたため高さを変えることはなくなりました)

次にハンドルのロックを外し、折り曲げます。
その時、ペダルの位置は、写真の位置になります。

後は、サドルを一番下まで下げて、折りたたむだけです。
私は、センタースタンドにしていますので、サドルを下げる前に、センタースタンドを折りたたむ必要があります。(サドルの支柱とスタンドが干渉します)
また、サドルも別のものに交換していますので、干渉するため180度回転させています。

これで、無事折りたたむことができています。
この状態で、問題なく輪行バッグにも収まりました。

ただ、折りたたむ際には、サイクルコンピュータ、照明等は干渉する場合、取り外すか、位置を考えて取り付ける必要があります。
私は、センサーがないタイプのサイクルコンピュータのため、折りたたみ時には取り外すようにしています。

ブルホーン化をして思ったこと

これで念願のブルホーン化ができました。

実際には、何度も走行しながら細かい調整を行っていきましたが、個人的にはかなり満足しています。
シフトレバーの取付角度やブレーキレバーの角度は、折りたたみと使い勝手のバランスを見ながら微調整を繰り返しました

あとは、欲を言えば、ワイヤーが前方に飛び出ているため、少し格好が悪いぐらいです。
今後、このワイヤーの見た目をなんとかしたいと考えています。

ブルホーン化したことで、長距離の走行時にも姿勢が楽になりました。
耐久性など少し心配していましたが、今の所問題ないようです。

ブルホーン化に合わせてサドルが硬く不満だったため、柔らかいものに変更しました。
(ちょっとサイズが大きいですが・・・)
これでお尻が痛くなることもなくなるのかなと思っています。

これでいろんなところを走り回っていこうと思います。

最近は、自転車の人気が高まり、乗る方も増えてきていますが、マナーについてニュースで目にするようになっています。
自分自身、しっかり交通ルール、マナーを守って安全に乗っていきたいと思います。

今回使用したパーツ紹介

今回、ブルホーン化に合わせて使用したパーツを紹介します
同じようにブルホーン化にチャレンジしたい方は参考にしてください。
ただし、あくまで個人で試した結果ですので、うまく行かなかったり、参考にして改造した結果の損害等については一切責任を持ちませんので、自己責任で行うようにしてください。

AMAZONリンクになっています。

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ケーブルグリス

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ハンドルエンドキャップ

※ブルホーンハンドルやバーテープに付属していますが、自転車の色に合わせたかったため別途購入しました。

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