商品レビュー

トラックボールの比較をした結果(ロジクールvsエレコム)

以前、エレコム製のトラックボールを購入してしばらく使用していましたが、どうしても使いづらいと感じていた部分があり、今回、ロジクール製のトラックボールを入手しましたので比較と検証を行いました。

エレコムのトラックボールを使った感想

エレコム製のトラックボールを購入し、1年少し使用してきました。
その中で、感じた違和感がありましたので感想を書いておきます。

操作感

トラックボールを操作するとき、少し擦れるような感触がありました。
そのせいか、早くボールを回転させると引っかかるような感じでボールが浮いてしまうことがたまに起こります。

あと数ピクセル分など、ほんの少しだけマウスカーソルを動かしたいとき、なぜかボールを少し動かしても動作せず、ある一定量動かしたときに一気に動きます。
これは、細かい動作をさせたいときにかなりイライラします。
正直、これが一番の違和感でした。

エレコム製のトラックボールがすべてこのような感じではないかもしれませんが、私の購入した「M-DT1DR」はこのような違和感があり、使用を断念しました。

ロジクールのトラックボールを使用した感想

今回、新たに入手した(リサイクルショップで購入)ロジクール製のトラックボールを使用した感想です。
デザインは流線形で、手に馴染みやすそうなデザインです。
私は、正直エレコム製のデザインも好きでしたのでこれは特に差は無いように思います。

操作感

ボールを操作した感触は、エレコム製のものに比べてボールが軽くスルスル動きます。
これはかなり気持ちよく、チョンと回転させるとシューと回転します。

数ピクセルの動作もエレコム製のようなこともなく、1ピクセルの動作も難なくできる感じです。
これは、かなり操作性としては大きく違いを感じた部分で、位置決めがスムーズにできてストレスを感じませんでした。

エレコム製とロジクール製の違い

機種によっていろいろありますが、ここでは私が購入したエレコム製「DEFT M-DT1DR」とロジクール製「ERGO M575S」の比較です。

機能

エレコム製の「DEFT M-DT1DR」は7ボタン+スピード切り替えスイッチが付いていて、機能が豊富です。

対してロジクール製の「ERGO M575S」は、4ボタン+Bluetooth搭載でシンプルです。

ボール

ボールの重量はどちらも25gで、大きさも35mmで同じです。
ボールを受ける部分は、エレコム製のものは支持球に大型人工ルビーを採用となっていて、赤い支持球となっています。

エレコム製のボール支持部

ただ、ボールを動かしたときにこすれる感触が少しあるのと抵抗がありあまりスムーズに動作するという感じではありません。

ロジクール製のものは、白い支持となっていますが、材質は分かりませんでした。
動作は非常にスムーズですが少し軽すぎて位置を固定したいときにもすぐ動いてしまうという欠点もあります。

ボールの位置

ボールの位置は、メーカの違いというより機種での違いですが、人差し指と親指での操作の違いがあります。
私は人差し指で操作するほうが、感覚的に好きなのですが、ロジクール製は親指で操作するタイプでした。
ただ、慣れの問題かもしれません出のしばらく使ってみて違和感がなくなればよいと思っています。

ホイール

これは同じメーカでも機種によって大きく違うと思いますし、マウスも同じだと思いますが、エレコム製の方は少し重くクリック感があります。
ロジクール製の方は少し軽めでクリック感はありますが、ヌルヌル感があります。
これは好みの問題だと思いますが、私はエレコムの感じの方が好きでした。

比較した結果

同じメーカでもいろいろな製品が出ていますので、エレコム製がこうだとか、ロジクール製がどうとは言えないですが、今回のもので比較した結果です。

一つだけ容認できなかったところが、位置決めの動作です。
エレコム製はどうしてもピクセル単位での動作の時、ボールの回転に対する追従性が悪く、正確に動作できませんでした。
これは、操作するときの効率低下やイライラにつながるため、改善してほしいポイントです。
エレコム製のマウスも使用していましたが、こちらも同じように追従性が悪いため、エレコムのドライバの特性なのかもしれません。

エレコム製は機種が豊富でデザインも様々なものがあるため選択肢が多いのがメリットです。
しかし、総合的には操作性が一番重要視したい部分のため、ロジクール製の方が良いと感じました。

とはいえ、好みによるところが大きいと思いますので、実際は店頭などで手に取って確認されたほうが良いと思います。
しかし、ボールの追従性などの動作は、店頭でもパソコンに接続されていないことが多いため、確認することは困難かもしれませんね。

というわけで、今回はトラックボールの比較を行いました。
今後の参考になればと思います。