画像上の寸法を測定するツールを作成したのでの紹介します

マイクロスコープなど、付属ソフトで撮影した画像の寸法を測定するツールがありますが、そのようなソフトの高機能版といったツールです。
付属ソフトでは、測定したいポイントがうまく測定できなかったり、ポイント指定する機能がなかったりとやりたいことに少し届きません。
そのような場合に、正確に測定できるツールということで作成しましたので紹介します。
これまで同様、フリーソフトとなっていますのでご自由にご利用下さい。
ただし、このソフトを使用したことによる損害等に関して一切保証いたしませんので、ダウンロードされたことでご了承頂けたことといたします。

ダウンロードはこちらから

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マイクロスコープなどの付属ソフトで足りない機能

あらかじめ断っておきますが、私はすべてのマイクロスコープに付属するソフトを使用したわけではありませんので、中には機能を満足するものもあるかもしれません。
しかし、マイクロスコープもそこそこの値段はするため、次々と購入できないのと、カタログに付属ソフトの機能について記載があまりありません。
私の使用した付属ソフトでは、下記のような機能が足りませんでした。

  • 画像の傾き補正ができない
    画像が傾いている場合にまっすぐ(水平/垂直)に補正する機能です。
  • 高さ/幅が測定できない
    傾きが補正できないため、高さ/幅を測定する機能もありません。
  • 角度の測定ができない
    これは、私のやりたいことにはありませんが、必要な時もあるでしょう。
  • 円の中心が指定できない
    円の中心から長さを測定するということができません
  • 線の中心を指定できない
    直線状の中心点が指定できないので、2分割して測定などができません。
  • 円の半径測定ができない
    円の中心点が指定できないため測定することができません。

以上の機能がないため、私が測定したい内容が満足できませんでした。

作成した画像寸法測定ツールClick Measureの機能

詳細はマニュアルに記載していますのでくわしくはこちらをご覧ください。

主な機能として下記があります。

  • 基準スケール登録機能
  • ポイント指定(任意点)
  • 円中心指定(円弧3点指定)
  • 線中心指定
  • 円半径測定
  • 長さ測定
  • 高さ測定
  • 幅測定
  • 角度測定
  • 画像拡大/縮小
  • 画像傾き補正
  • 原点設定
  • 測定データ書き出し(CSV)
ツールバー

実際の測定方法

サンプルの画像で実際に測定してみます。
今回使用する画像は、私のiPhone5Sです。
このiPhoneのコネクタ部分を測定してみます。

まず、基準となるスケールを一緒に撮影します。
スケールがなくても、寸法が分かる部分が画像内にあれば何でも良いです。(例えば全長が分かっているなど)
実際は、三脚などでしっかり固定して平行に撮影しないと正確な測定はできませんが、今回は測定方法だけなので少々傾いていますが気にしません。

Click Measureを立ち上げ、「ファイル」→「画像を開く」から対象の画像を開きます。
その後、測定しやすいサイズに拡大/縮小を行います。(測定途中で拡大/縮小を行うと、すべて測定データが消えますので注意です)

それでは、まず画像の傾きを補正します。
「水平傾き補正」を選択します。
そして、基準にしたい水平線をドラッグします。

画像の傾きが補正されるので、次にスケールの校正を行います。
「スケール校正」を選択し、寸法が分かるもの(今回はスケール)を先ほどと同じようにドラッグします。

次に、スケール値の入力画面が出ますので、上記の場合、10㎜を入力します。
これで、測定準備ができました。

それでは、ヘッドフォン端子とライトニング端子のセンター間を測定してみます。
円中心入力を選択し、ヘッドフォン端子の円上の3点を選択します。

ヘッドフォン端子のセンターが入力されます。
次に、ライトニング端子の両端の円弧を3点ずつ選択して円のセンターを2点入力します。
先ほど入力したライトニング端子の中心点の2点をデータ欄から選択します。

その状態で「線中心入力」を選択すると、ライトニング端子のセンターが入力されます。
次に、ヘッドフォン端子のセンターと先ほどのライトニング端子のセンターをデータ欄から選択します。

その状態で、「幅測定」を選択すれば、ヘッドフォン端子とライトニング端子の距離が測定されます。

測定結果は、19.026mmでした。

このような感じで、簡単に寸法測定ができますので、ぜひ利用してみてください。

写真だけでなく、手書き図面や、地図などでも応用できると思います。
ただし、現在は単位がミリしか対応していないため、あまり大きなものは数値が大きくなりすぎるかもしれません。

最後に

なかなかここまでできるものがなかったため作成しましたが、自分でも便利だと思っています。
マイクロスコープで撮影すればそこそこ正確に測定できると思いますので、細かい部品の寸法を測定するのに役立つと思います。

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